先日の土曜日に、VR技術者認定講習会に行ってきました。
何それ?と思われた方もいらっしゃるでしょう。
一言で表すと、日本バーチャルリアリティ学会が主催している、VRに関する知識が得られる講習会のことです。
講習会が目的というよりも、その後に開催される「VR技術者認定試験」に備えた、対策講座という意味合いが強いと感じました。
受講したきっかけ
1年前に読んだ、「バーチャルリアリティ学」という本で、日本バーチャルリアリティ学会を知ったことがきっかけです。
この本を読むまでは、VRについて、ごく表面的な理解しかしていませんでした。
しかし、あらためてVRの定義や可能性について知り、VRにのめり込んでいくきっかけになったのです。
そのため、VR技術者認定試験にも、ぜひ挑戦したいと思っていました。

- 作者: 舘暲,佐藤誠,廣瀬通孝,日本バーチャルリアリティ学会
- 出版社/メーカー: コロナ社
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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会場について
会場は、東京大学の工学部棟でした。
ミーハーなので、初めて東大のキャンパスに入って、少しワクワクしました。笑
お昼に学生食堂にも行ったのですが、休日にも関わらず、朝から晩まで営業しているのは羨ましかったです。
わたしが通っていた田舎の大学だと、休日の営業は土曜日のごく限られた時間だけでしたから。
講習会について
全部で5コマあったのですが、こんなにガッツリ講義を受けたのは久々で、なかなか疲れました。
1時限目: 第1章 バーチャルリアリティとは
2時限目: 第2章 ヒトと感覚(前半)
3時限目: 第2章 ヒトと感覚(後半)
4時限目: 第3章 バーチャルリアリティ・インタフェース
5時限目: 第4章 バーチャル世界の構成手法
このときは、本当に大学時代を思い出してしまいました。
講義の内容については、もし教科書とほぼ同じ内容だったらどうしようと思っていましたが、最新の情報なども盛り込まれていて良かったです。
ほとんどの内容は、バーチャルリアリティ学に準拠していたものの、本だと能動的に学習するのでよく飛ばしてしまいます。
その分、講義形式で強制的にインプットされるので、理解が浅い部分がよく分かって良かったです。笑
受講しての感想
わたしとしては、第1章と第4章の内容が面白く、かつ聞きごたえがありました。
第2章に関しては、医学部の講義を受けているようで、正直眠たくなってしまいました。
おそらく、理屈として重要性は分かっていても、どうしても普段接しているVRとのつながりが感じられなかったからだと思います。
例えば、初めにVR酔いなどのアンチパターンを示しつつ、なぜそれが起きるのかという文脈で、ヒトの感覚の仕組みについて説明されていれば、もっと関心を持てたかもしれません。
あとは、講義資料(PDF)のパスワードは会場で初めて公開されるというのに、その会場ではネットがつながりづらかったのは「ぐぬぬ」となりました。
オペレーション周りは、もう少し改善の余地があるなと思いました。
今後の試験に備えた学習
幸いなことに、既に合格された先人の方々が、勉強方法やメモを公開してくださっています。
また、公式サイトの方では、過去問が公開されています。
過去問を解いていって、得点率が低いところを、教科書(バーチャルリアリティ学)や講義資料で復習していくスタイルで行こうと思っています。
ちなみに、先ほど試しに過去問を1回分やってみたら、76点中30点でした…これはヤバい。
みなさんも、ぜひ過去問を一度見てみてください。
めっちゃアカデミックな内容でびっくりすると思います。
おわりに
というわけで、来月に試験があるので、今日から頑張っていきたいと思います。
今のところ、一番ヤバそうなのが2章なので、そのへんから頑張って復習していくつもりです。
合格したら、また記事にすると思います。
記事が出なかったら…その時は察してください。