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デザイン、システム開発、ライフハックについてゆるく書きます

Webデザイナーがアルゴリズムに負ける日

Twitterを何気なく見ていたら、Webデザイナーの今後について、興味深い記事が流れてきた。

よくある「Web制作会社は今後生き残れない」論かと思っていたら、最後の方のAIに関する話が面白かった。

現に、実はサンフランシスコのとあるスタートアップなんかは、まだリリースしていないからどこまで精度が高いかわからないんですけど、AIでWebサイトを作って、自動的に更新するという会社があるんですよ。

これすごいですよ。これが本当に実現したら、Webデザイン会社はつぶれますよ。 

ユーザーが文字と写真をアップしたら自動的にWebサイトが生成されて、ユーザーがアクセスしたのを感知して勝手にグロースハックするんですよ。

ずっと改善し続ける。勝手に。

一番コンバージョン率が高い形に、放っておいてもWebが進化するんですよ。

AIなり何なりが勝手にWebデザインしてくれる未来は、多くの人が前から想像していたと思う。

しかし、まだ先の話だと思っていたので、実際に完成させつつある会社がサンフランシスコにあると言われて驚いた。

Web制作会社がオワコンという話は何年も前から言われていて、CMSが出てたときや、WixのようなWebサイト生成サービスが出てきた時も言われていた。

しかし、結局のところそんな事は無く、いくら技術的ハードルが下がっていったとしても、パッケージングされたサービスだけでは、クライアントの細分化するニーズには答えられない。

どうしても、「ここはああしたい」といった部分は出てくるので、全てにおいて柔軟に対応するためには、Web制作会社でなければ難しい側面があったと思う。

ただ、今回の「AIがWebサイトを作る」という話だと、ちょっと事情が違ってくる。

細分化したニーズに応えるという点では、どこかでボトルネックが発生する可能性はある。だが、クライアントのバリューを的確に満たすという点では、AIのほうが優れた提案をしてくる可能性もありうる。

AIがWebサイトを構築し、そして改善を続けていくということは、前述のCMSとか、GUIで簡単にWebサイトが作れるサービスとか、そういったレベルの話とは別ものだろう。

AIなら、どうデザインすべきかを正確に導き出してくれるかもしれないし、しかもエンドユーザーの反応を見て改善を続けてくれる。

すると、ロジック面においては完全にAIに敗北する可能性があるので、面白いことにアート方面に回帰する流れに変化するかもしれない。

目的達成のためのロジックをAIが考えてくれるのならば、そのとき人間は「1を100にすること」から、「0から1を生み出す」役割に集中できるかもしれない。

そこで、技術志向から芸術思考への転換が起こり、デザイナーは限りなくアーティストに近づいていく。

なんてことが起こるかもしれない。