こんにちは。先日は、ハロウィンのニュースで盛り上がっていましたね。
わたしは、特にコスプレには興味がありませんが、ハロウィンに向けて用意していたものがあります。
それが、Oculus Go向けに作った、ハロウィン風のVRシューティングゲームです。
VRといえば、先々月に、初めて作ったコンテンツをご紹介させていただきました。
このときは空間をただ移動することしかできなかったのですが、あれから少し進歩しまして、何とかゲームとして成り立つものを作れるようになりました。
ハロウィンの季節なので、ハロウィン風のVRシューティングゲームを作りました。魔法の杖から炎を放って、カボチャのお化けを制限時間内に何体倒せるかチャレンジするゲームです。#ハロウィン #Unity #VR pic.twitter.com/qxQxfQhUo5
— tamu (@tamusan100) 2018年10月28日
ゲームについて一言で説明すると、「魔法使いになって、カボチャのお化けを、制限時間内にどれだけ倒せるかチャレンジする」というものです。
参考にしたもの
基本的なゲームの作り方については、下記の本を参考にしました。
この本でも、VR用のシューティングゲームを作成するのですが、VR開発の基礎が学べたので良かったです。
一方で、この本ではOculus RiftやOculus Goなど、特定のVRデバイスを対象としているわけではありません。
そのため、Oculus Go向けに開発環境を設定したり、コントローラーに対応させる方法は自分で調べなければなりませんでした。
しかし、世の中には、たいてい同じようなことを既に実践されている方がいらっしゃるものです。
今回の場合だと、次の2つの記事にとても助けられました。
Oculus Go向けの開発だと、コントローラーの操作と、uGUIの使い方などが分かれば、後はだいたい何とかなります。
わたしと同じように、Oculus Go向けの開発をしていて、こちらの記事にたどり着いたという方は多いのではないでしょうか。
コントローラー操作を学ぶ
今回の制作を振り返ってみると、Oculus Goでのコントローラー操作について、先に色々と実験していたことが功を奏したと思います。
最初は、コントローラーからRayを発射して、トリガーを押すとオブジェクトを削除するという実装を試しました。
コントローラー操作、何となく分かってきた。これでVR的当てゲームみたいなやつ作ってみるか。#Unity #VR pic.twitter.com/xFEYgDhfhA
— tamu (@tamusan100) 2018年9月23日
それから、パーティクルを使って、コントローラーから炎を打てるようになりました。
今までSphereで見た目しょぼい感じだったけど、炎にしたら一気にそれっぽくなったので満足した。コントローラーからファイア放てるようになった。#Unity #Oculus pic.twitter.com/mnC3jPFO1b
— tamu (@tamusan100) 2018年10月9日
さらに、アセットストアで素材を集めて、世界観を作り込んでいきました。
だいぶそれっぽくなってきた気がする。やはりAsset Storeは神...! #Unity #VR pic.twitter.com/6MsezWFswu
— tamu (@tamusan100) 2018年10月14日
このように、まずは小さく試して、それから思い描いた絵を再現しにいくプロセスがうまくいったと思いました。
アセットにはこだわろう
もう1つ、今回の制作を振り返って思ったのが、アセットにこだわって良かったなということでした。
こういうときは、見た目よりもまず全体を完成させることが大事とは思っているのですが、世界観が整っていると作っていてテンションが上がりました。
今回の場合だと、まずはカボチャのお化け。
そして、魔法の杖。
これらのおかげで、だいぶ雰囲気が良くなったと思います。
特に、最初はOculus Goのコントローラーそのままだったのを、魔法の杖に置き換えたのは正解でした。
杖にすることで、自分は魔法を放っているのだという感覚が強くなり、一気にそれっぽくなったと思います。
あとは、音楽も重要です。
このアセット、ぜひページの中からサンプルを聞いてみていただきたいのですが、様々な魔法の効果音が収録されています。
これが、めちゃくちゃかっこいい。
冒頭の動画は、Oculus Goの録画機能で撮っているので、音まで録音されていないのが残念でなりません。
炎を発射している音を、ぜひとも伝えたかったのですが。
Oculus Storeに申請してみよう
せっかくなので、Oculus Storeに出してみることにしました。
色々と調べてみると、Oculus Storeに出すのはかなり鬼門なようで、パフォーマンス的なところも問われるようです。
今回わたしが作ったゲームにしても、クオリティは低いですし、パフォーマンスも特に最適化していないので、リジェクトされる予感しかしていません。
しかし、当たって砕けろの精神で、一度トライしてみることにしました。
数日間格闘して、ようやく審査に出せました。
実際にやってみると、用意しなければならない画像の類がたくさんありすぎて、途中で辟易してしまいました。
果たして、どうなることやら…。
おわりに
ハロウィン風のゲームにしようと思ったきっかけは、10月に入って「そういえば、今月末はハロウィンだな。」と気づいたことがきっかけでした。
このように、季節のイベントを意識してコンテンツを作るのは、けっこう良いかもしれません。
今回の場合も、ハロウィンまでに間に合わせなきゃ!という意識が働いたので、適度に緊張感を保てたと思います。
次に何か作るとすると、クリスマスとかお正月がテーマになるのかな?
というわけで、今後も引き続きゆるりとやっていきたいと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。