デザインあ展に行ってきました。
デザインあ展には、以前から行ってみたかったのですが、ついに実現して良かったです。
ちょっと前に、普通に土日を使って行こうとした時は、Twitterでとんでもない行列ができているという情報を見て諦めました。
なので、有休を使って来たのですが、狙い通り人がそこまで多くなかったので良かったです。
今回は、デザインあ展に行って印象に残っていることについて、書き留めておきたいと思います。
デザインあ展の概要について
実は、TV番組の方の「デザインあ」は、おそらく数回くらいしか見たことがありませんでした。
なので、正直に言うと、企画の概要については初めあまり理解していませんでした。
しかし、入り口のキャプションを読み、また実際の展示物を見ることで、その意義や意図を少しは理解することができました。
デザインあは、もともとは子ども向けにデザインリテラシーについて知ってもらうための番組で、この展示でも、そうしたデザインに対する気づきが得られるようなコンテンツがたくさんありました。
展示にちりばめられる、デザインの考え方
今回のデザインあ展は、「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」という3つのセクションに分かれています。
特に最初の「観察のへや」では、たくさんの面白い展示の中に、デザインの考え方がたくさん散りばめられていました。
例えば、日常生活で使うアイテムの木の模型が、裁断されて置かれた積み木。
積み木を組み立てることで、普段は意識しない体積や、また機能性について考えるきっかけを得ることができます。
よく、ものの使い勝手に関する本の中で、持ち手とお湯の出口が同じ方に付いているポットの例が出てきますが、思わずそれを思い出しました。
たしか、「誰のためのデザイン」でも紹介されていましたね。
子どもにとっては、その積み木で色々組み合わせることで、これでは使えないのではないか、この構造はこうなっているのか、というのを意識できて勉強になるのではないでしょうか。
また、男女の人形が徐々にトイレのマークに変化していく展示も面白かったです。
これも、最初は何だろうと思ったのですが、物事を抽象化して捉えるのは、これもデザインの基本的な考え方の1つですよね。
ただの男女の人形が、トイレマークになるまでの過程を分割して見せることで、こういう考え方もできるのかと、こちらも子どもに分かりやすく伝わるのではないかと思いました。
とにかくカッコいい家紋の作り方
個人的には、「体感のへや」で見た、円から家紋が作り出されていく様子の映像がとにかく格好よくて、面白かったです。
家紋ってかっこいいよな〜というのは前から思っていましたが、それをスタイリッシュな表現で、幾何学的に紡ぎ出していく過程を見られるのは、とても面白かったです。
映像の前に、実際に家紋の書き方を見ながら書ける体験コーナーもあったのですが、たまたま人がいっぱいだったので諦めました。
それでも、所要時間は10数分かかるようで、こちらも単純な形に見えて、すごく細かい技が施されているのだなと実感できました。
おわりに
デザインあ展、わざわざ有休を取って行ってきて良かったなと思います。
有名な展示イベントですし、やはり時間が経つにつれ、どんどん来場者が増えてきます。
そのため、できれば朝一で行ったほうが、人も少なく落ち着いて鑑賞できるのではないでしょうか。