Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

2018年9月の読書メモ

今年は強い台風が多いですね。

さて、今月読んだ本の数を振り返ってみると、5冊ということでした。

相変わらずVRにハマっていて、最近はいつもUnityでOculus Go向けのコンテンツを開発しているのですが、それと引き換えに本をあまり読まなくなりました。

そんな中でも、オーディオブックを習慣化することで、一定の数の本をインプットできるのは素晴らしいことだと思います。

それでは、今月の読書メモをお送りします。

失敗の本質―日本軍の組織論的研究

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

  • 作者: 戸部良一,寺本義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論社
  • 発売日: 1991/08/01
  • メディア: 文庫
  • 購入: 55人 クリック: 1,360回
  • この商品を含むブログ (304件) を見る
 
  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★★★★

実は、この本を買ったのは随分前のことだったのですが、あまりに難しいので挫折してしまいました。

というのも、前半は日本軍の作戦に関する事例紹介が多く、何となく取っつきづらかったのです。

しかし、それらの事例を踏まえて、後半の「なぜ日本軍は失敗したのか」というまとめを聞くと勉強になります。

部署間の断絶、不明確な指揮系統、極度の精神論…聞いていて、思わず「あらら」と言わざるを得ません。

紙の本で読むとつらいと思いますので、ぜひオーディオブックで聞いてみてください。

あれか、これか

あれか、これか

あれか、これか

 
  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★★★★

タイトルからは軽い感じの印象を受けますが、中身はとても分かりやすく、また充実したものでした。

特に、ファイナンスと会計の考え方の違いについての解説が、とても勉強になりました。

例えば、コンビニバイトをしている青年が、1年働いて100万円を貯めたとしても、ファイナンス的に見れば、青年の価値はむしろ下がっているという見方。

あるいは、ファイナンスは自己投資の重要性についても教えてくれると思いました。

ファイナンスとは何か、あるいは会計とファイナンスの違いについて知りたい方は、とても分かりやすいので、ぜひ読んでみてください。

ティール組織

ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現

 
  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★★★★

この手の本は、ただの流行で終わりがちなので、いつも敬遠するのですが、会社で読んでいる人が多かったので読んでみました。

結論からいうと、なかなか興味深い内容でした。

ちょうど前述した「失敗の本質」ともリンクする内容でしたし、旧日本軍のような軍隊は、ここでいう順応型組織に当てはまるのでしょう。

順応型組織は、現代でのブラック企業にも当てはまる気がしているのですが、そうしたパラダイムを持っている人にとっては、まったく想像もつかない世界なのかもしれません。

おそらく、ティール組織を、ただのフレームワークのように捉えて導入しても、必ず失敗するでしょう。

わたしとしては、ティール組織的なパラダイムには非常に納得感を持ちつつも、相当な文化的成熟と、個人の自覚が必要とされると思いました。

Unity2018入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

Unity2018入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

Unity2018入門 最新開発環境による簡単3D&2Dゲーム制作

 
  • 媒体:紙の本
  • お気に入り度:★★★

TECH::CAMPでUnityの基本操作を学んだ後、もう一度まとめて復習したいと思い、買ってみました。

とりあえず、基礎をさらうには良い本だったので、初心者向けだと思います。

わたしとしては、この本は優しすぎたので、いつのまにか成長していたのでしょう。

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学 (文春e-book)

VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学 (文春e-book)

 
  • 媒体:紙の本
  • お気に入り度:★★★★

かなり面白かったです。今月のハイライトとなる一冊だったと思います。

VRをいうと、世間的にはVTuberだったり、ゲームのイメージがまだ強いのではないでしょうか。

しかし、この本は、VRがもっと普及した先に、何が起こるのかの示唆を与えてくれます。

わたしが印象に残ったのは、太極拳をVRとビデオ映像で学んだグループで比較した実験で、VRの方に優位性が見られたという結果でした。

VRは、確実にアクティブラーニングのあり方を変えるものになると確信しています。

そのほかにも、興味深い事例がたくさん載っているので、VRに興味がある方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

おわりに

読んだ本を振り返るのは、あらためて面白いと思います。今月でいうと、「組織」に関する本と、「VR」に関する本がメインでした。

まさに、自分が今ざっくり興味を持っている分野について、読んでいたのだなと気づきました。