仕事でWebアプリケーションのUIデザインをしているのだが、今までIllustratorを使用していたのをSketchに乗り換えて1ヶ月ほど経った。
Sketchの操作にもだいぶ慣れてきたので、あらためてSketchを使った感想と、良いところをまとめておこうと思う。
起動が早い
とにかく起動が早い。「よし、作業しよう」「あ、こんなこと思いついた!」というときに、速攻で立ち上げて作業に入れる。
今までAdobeソフトを使っていた人は、このスピード感を一度体験すると「イラレ遅いな」と思うようになるかもしれない。
ファイルサイズが軽い
ファイルサイズが軽い。これまで、イラレで何枚もアートボードを作って作業していると、すぐにファイルサイズが重たくなっていた。
.aiファイルを開くたびにイライラしていたが、Sketchであれば、基本的にイラレで作るよりもサイズは軽くなる。
学習コストが低く始めやすい
MacのKeynoteに非常に近いので、非デザイナーでも簡単に使いこなせる。英語のツールにもかかわらず、直感的に操作できる。
注意点として、他のアプリケーションとの互換性はないので、クライアントワークがメインの職場では導入しづらいかもしれない。
プロトタイピングツールとの連携が強い
InVisionとの連携では、「InVision Sync」というプラグインを導入することで、勝手にアートボードから画像を取り込んでくれる。
もちろん、アートボードの中身を編集したら、しっかりInVision側に反映される。めちゃくちゃ便利だ。
無駄な機能が無い
もともとDTP用のソフトとしてのバックグラウンドを持ち、時代のニーズに応じてWeb向けの機能も搭載していったのがIllustratorである。
Sketchは、初めからUIデザインに特化したベクターツールとして開発されている。
そのため、単位もピクセルベースのみで、UIデザインに必要な機能しか搭載されていない。迷わずに簡単に操作することができます。
WebやUIのデザインをしている人には、自信を持っておすすめできるツールだ。