Tortoise Shell

デザイン、システム開発、ライフハックについてゆるく書きます

UXという言葉を使わずに表現してみよう

組織内で、UXが良い or 悪い、という言葉がよく使われているのなら、注意しなければならない。 UXという言葉は、単体として用いるには解釈の余地が大きく、認識齟齬を産みやすい。ここでUXの正しい定義を語るつもりはないが、素直に捉えれば、言葉通り「ユー…

冬休みにやったこと

連休の度に、最初は有意義に過ごそうと計画を立てるのに、結局だらだら過ごしてしまうサイクルを繰り返している。とはいえ、全く何もやらなかったわけではない。やったことをブログに書いて、引き続きやっていくための弾みにしたい。 リファクタリング:Ruby…

2020年のふりかえり

今年は、働き方や過ごし方が大きく変わった年だった。家で過ごしたのがほとんどだったので、派手なイベントは無かったが、ジョブチェンジをしたりと何気に転換点だったかもしれない。 フルリモート化して引越した 以前から積極的にリモートワークを活用して…

2020年に買って良かったもの

2020年は、環境ががらっと変わった1年だった。元々インドア派なので、過ごし方はそれほど変わったわけではないが、仕事がリモートメインになったのは大きい。 デスク環境を刷新したり、引越しを機に家電を買ったり、相変わらず本やゲームを買って過ごしてい…

デザインのロジックの立ち位置

デザインのロジックについて、たまたま同じ日に、次の2つのツイートを見かけて興味深かった。 「なぜこのようなデザインになったのか」というロジックを説明できないデザイナーは意外と多い。そのほとんどがデザインを感覚でやってしまっているから。そんな…

エンジニアリングには正解があり、デザインには正解がないという誤解

デザイナーだった頃に、「エンジニアリングには正解がある。しかし、デザインには正解がない」という言説を耳にすることがあった。 意味合いとしては、何を作るかという意味において、正解があるかないかということだ。 もちろん、研究開発などは除いた話で…

デザインの単純化

デザインって、どうやって勉強すればいいの?と聞かれたときに、まずやるべきことは、デザインという言葉の解像度を高めることだ。 デザインという言葉は、抽象度が高くあらゆる分野で使える言葉なので、そのまま扱うことはひどく難しい。 デザインも、理解…

事業会社で働くデザイナーのポートフォリオ

随分前のことだが、クックパッドの宇野さんが、事業会社のデザイナーのポートフォリオについて述べられていた。 事業会社若手の「ポートフォリオに載せるものがない」現象をマジメに解決したい。事業会社のデザイナーはわかりやすい実績を得る機会が少ない。…

組織に対して新しい提案をする時

仕事をしていて、新しいツールや手法を取り入れるために、提案することがあるかもしれない。 その時、自分では良いことと思っていても、周囲の理解を得られなければ前に進めることはできない。 反対された時に、どうして分かってくれないのかと怒ったり、簡…

当事者意識に苦しみすぎない

マネージャーをやっていた時、周囲の不満がひたすら自分に向けられているようで、苦しい思いをしたことがある。ブログにも書いていた。 www.tortoise-shell.net しかし、今になって思えば、不要な当事者意識を持ちすぎていたのだろう。それに気付かされたの…

すごく見える人は、得意分野で力を発揮している人

6月から転職して、不動産管理会社向けSaaSを提供する会社で働き始めた。 デザイナーとしてではなく、バックエンドエンジニアとしての入社になる。30手前にもなって、よくも思い切ったことをしたものだと、自分でもあきれてしまう。 毎日てんやわんやしている…

デザイナーからマネージャーになって起きた心境の変化

去年の後半から、プレイヤーとしてのデザイナーではなく、マネージャーをやらせてもらった。 その時は興味があった訳ではなかったが、試しにやってみるか、くらいの勢いでオファーを受けることにした。 これまでに、マネジメント関連の本を読んだことはあっ…

デザイナーのドメイン知識と市場価値

今の会社に転職して、今月で4年目になった。 新卒で入った前の会社は、3年目のときに辞めたので、今のところ現職が一番長いということになる。 4年目といえば、世間の感覚からすれば短いものの、IT業界の基準では「そこそこ長くいる人」に当てはまると思う。…

デザインと実装のずれ、という言葉への違和感

デザインと実装のずれ、という言葉に違和感を持っている。そもそもの認識をアップデートした方が良いのではないか。 デザインと実装のずれとは、デザインしたビジュアルに対して、実装が合わせられていない状態を指す。 つまり、基本的にはデザインしたビジ…

デザインにおける制約の捉え方

デザインにおける制約の捉え方について、しばしば思いを巡らせる時がある。 制約とは、つまるところ、自分の中で基準にしている物差しに過ぎない。 グラフィックデザイナーが、紙のデザインに比べて、Webデザインは自由度が低いと言うのを耳にする。 実際に…

Webサービスでのブランドと世界観

ここ数年前から、Webサービス界隈でも、ブランドや世界観といった言葉をよく聞くようになった。 少なくとも、わたしの周りでは、ということでしかないので、狭い観測範囲の中でそう感じているだけかもしれない。 しかし、ブランドや世界観が関心ごとになって…

デザインを狭義と広義で分けること

これは前から書こうと思っていたポエムなんだけど、デザインを「狭義」と「広義」で分けることが、あまり好きではない。 Twitterを見ていると、たまに「狭義のデザイン」「広義のデザイン」という言い方を目にすることがあって、その度にモヤモヤしていた。 …

UIデザイナーがコードを書くこと

わたしはエンジニアではないけれど、コードを書いて、何かをつくるのが好きだ。 一時期は、仕事でもフロントのコーディングまで関わっていたが、言われがちなのは「越境している」「デザイナーなのにコードも書くなんて偉い」ということだ。 褒めてもらえる…

デザイナーの給与の上げ方

上司との1on1で、「今後どうやって給料を上げていきましょうか?」という話を、よくしてもらうようになった。 今の会社に入ってもうすぐ3年だけど、1年目はジュニアクラス、2年目はリーダークラスとステップアップし、今はスペシャリストかマネージャーかの…

Slackのtimesチャンネル(分報)に思うこと

IT業界の中で、Slackのtimesチャンネル(分報)を設けているという事例を、ここ数年で聞くようになった。(以下、「times」と表記) timesというのは、ひとことで表すと社内版Twitterで、チャンネルの開設者が好きなことをつぶやく場所である。 人の多いチャ…

「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」を読んでみた

会社の同僚が「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」をおすすめしていて、デザイナーだけど読むことにした。 なぜそう思ったのかというと、普段接しているからか、純粋にエンジニアのキャリアに興味があったからだ。 もちろんそれだけではなく、わ…

スクラムにおけるデザイナーの立ち位置

今の会社に転職して、スクラムチームの中で、デザイナーも動くようになった。 かれこれ2年くらい経ったけれど、ずっとモヤモヤしていたのが、スクラムにおけるデザイナーの立ち位置だった。 わたしの観測範囲の中では、スクラムに関する本を読む限り、デザイ…

塩田千春展、PIXAR のひみつ展

森美術館の「PIXAR のひみつ展」と「塩田千春展」に行ってきました。 元々は、PIXARのひみつ展を目当てに行ったのですが、塩田千春展の方が印象に残りました。 上の写真は、展示作品のひとつなのですが、人間の毛細血管のようで圧巻でした。 こうした糸を用…

「虫展 −デザインのお手本−」に行ってきました

21_21 DESIGN SIGHTで開催されている、「虫展 −デザインのお手本−」に行ってきました。 21_21 DESIGN SIGHTの展示は、いつも面白いものが多く、館内もちょうどよく回れる広さで快適です。 虫展と聞くと、標本がたくさん並んでいるような風景を想像されるかも…

電脳コイルと、本物の定義

注:ネタバレを含んでいます 電脳コイルの最終話を見終わりました。 メガネの子供たち 発売日: 2018/11/09 メディア: Prime Video この商品を含むブログを見る 元々のきっかけとしては、「VRやARに興味があるなら、電脳コイルは見ておいたほうがいい」という…

好きなデザイナーがいなくて、負い目に感じていた

わたしには、ずっと好きなデザイナーがおらず、そのことに少し負い目を感じていました。 「好きなデザイナーは誰ですか?」という質問は、デザイナー同士や、あるいは就職活動の面接でよく聞かれると思います。 わたしの中では、その質問に答えられる人は、…

VR技術者認定講習会に行ってきました

先日の土曜日に、VR技術者認定講習会に行ってきました。 何それ?と思われた方もいらっしゃるでしょう。 一言で表すと、日本バーチャルリアリティ学会が主催している、VRに関する知識が得られる講習会のことです。 講習会が目的というよりも、その後に開催さ…

ゲーム脳をメタ認知につなげる

PS4を手に入れてから、もうすぐ1年になります。 元々ゲームは好きだったのですが、社会人になってからすっかり遊ばなくなり、気づけば5年くらいブランクができていました。 いまさらハマれるのかと疑問でしたが、実際に遊び始めると、すっかりハマってしまい…

ARの本質は現実の文脈を利用すること

ブログやTwitterでは、VRの話題を書き込むことが多いですが、最近はARの面白さにも気が付いてきました。 きっかけは、AR的な要素が登場する、ゲームやアニメに触れて視点が変わったことです。 そして、ARの本質は「現実の文脈を利用すること」なのではないか…

Standalone VR Meetup #01 で登壇してきました

先日、DMMの会場で行われた「Standalone VR Meetup #01」というイベントで登壇してきました。 趣旨としては「スタンドアロンVRに関する知見共有や、作成したVRアプリを自慢する」というものでした。 ちょうど半年くらい前から、Oculus Go向けに色々と開発し…