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Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

大前研一に学ぶ、デザイナーのためのサバイバル術

こんにちは、デザイナーのtamuです。

突然ですが、あなたは「自分の仕事が、将来AIに奪われるのではないか」と考えたことはありませんか?

わたしはあります。例えば「Logojoy」というWebサービスをご存知ですか?

このWebサービスでは、AIが自動でロゴをデザインする機能を提供しています。

使い方は簡単。ロゴにしたい文言と適当な絵柄を選択するだけで、質の高いデザイン案をいくつも提示してくれるのです。

このように昨今ではAIを活用したサービスが次々と登場しており、デザイナーだけでなく、いわゆるホワイトカラーの職業であっても「いい会社に就職したからずっと安心」という時代では無くなりつつあります。

先行き不透明なこの時代に、わたしたちサラリーマンデザイナーはどうやって生き残っていけばいいのでしょうか?

今回は、大前研一さんの著書「サラリーマン・サバイバル」から、デザイナーとして生き残っていくためのヒントをご紹介したいと思います。

知的ブルーカラーとは何か

まず最初に振り返らなければならないのは、「自分は本当に知的生産を行っているのだろうか?」ということです。

というのも、ホワイトカラーの職業であっても、実際にはほとんど知的生産を行っていない場合があり、そうした人材はAIによってどんどん仕事を奪われてしまう可能性があります。

例えば、大前研一さんが著書「サラリーマン・サバイバル」の中で挙げられていたのは、「資産運用を考えている顧客に対して、無難に定期預金しか勧めてこない銀行員」でした。

銀行員といえば、いい大学を出た人が就職する高給取りの職業として一般的に知られていますよね。

しかし、能力の高い人材であっても、資産運用について考えている顧客に対して定期預金を勧めるだけであれば、その役割は機械で十分といえます。

一方、海外の優秀な銀行員であれば、顧客の状況を聞いて適切な金融商品をおすすめしたりと、問題解決型のアプローチをするのだそうです。

このように、一見ホワイトカラー(頭を使って仕事をする人)の職業であっても、本当に知的生産をしているとは限らないのです。

大前研一さんは、そうした会社員を「知的ブルーカラー」と表現しています。

サラリーマン・サバイバル (小学館文庫)

サラリーマン・サバイバル (小学館文庫)

 

ただの作業者から提案できる人材へ

知的ブルーカラーという表現は、デザイナーについても同じことが言えます。

例えばWeb制作会社でデザイナーをしていても、ただ作るだけの人と、顧客のニーズを理解して提案できる人との間には大きな差があります。

顧客は、自社サイトが欲しいから依頼しているのではありません。

あくまで、自社サイトを持つことで会社のブランディングや売上をアップさせることを目的としているのです。

そのことを考えずに、ただディレクターから渡されたワイヤー通りに作ることだけ考えて仕事をしているのであれば、それはデザイナーではなく「Adobeオペレーター」でしかありません。

知的ホワイトカラーを目指せ

それでは、ただの作業者である知的ブルーカラーから市場価値の高い知的ホワイトカラーを目指すためには、何をすればよいのでしょうか。

大前研一さんは、お金も地位もない若者は、とにかく自分に投資することが重要だと説いています。

自分に投資するための方法は大きく2つあり、

  • 普段の仕事のやり方を工夫する
  • 休日とアフター5を使って新しいことをする

のいずれかを実践するか、できれば両方に取り組むことが効果的です。

「普段の仕事のやり方を工夫する」という取り組みでは、現在の仕事のワークフローを見直して、「もっと良い方法はないだろうか?」と考えることが大切です。

こうした姿勢を持つことにより、ただ言われたことをこなすのではなく、自分から付加価値を生み出すことのできる知的ホワイトカラーへと進化していくことができます。

「休日とアフター5を使って新しいことをする」という取り組みでは、例えば自分でWebサービスを運営してみたり、デザインテンプレートを作って販売してみたりといったことが考えられます。

特に、いつもは会社で「作ること」しかしていないような場合は、自分で企画して、告知して、販売するといった経験をすることで、事業目線で普段の仕事にも取り組めるようになるのです。

知的ホワイトカラーになるための勉強法

大前研一さんは、知的ホワイトカラーになるための勉強法として「毎年新しいテーマを1つ決めて取り組む」ことをおすすめしています。

例えば、大前さんの場合は「今年はこれについて勉強します」ということを年賀状で周りの人に宣言しているそうです。

そして、そのテーマについて勉強し、毎年1冊の本を出版することでアウトプットしているのです。

このように、常に勉強して自分を変化させることで、自動的に市場価値の高い人材になることができるのでしょう。

アウトプットベースで勉強することで、ただ漠然と勉強するのではなく、明確な目標に向かって進んでいくことができるのです。

おわりに

いかがでしたか?

これからの時代は常に勉強し続けなければ生き残れない…というのは、よく聞く話になりました。

しかし、なぜそうしなければならないのか。どうして変化し続けなければ生き残れないのかといった理由を明確に持っている人は少ないのではないでしょうか。

そうした危機感を持たせてくれるのに、今回ご紹介した「サラリーマン・サバイバル」という本はとても参考になりました。

興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

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