Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

アナログの付箋やホワイトボードとはおさらば?MURALがかなりオススメです

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会社で、よく付箋やホワイトボードを使って何かをすることが多いです。

アイデア発散のブレインストーミングもあれば、KPTを使った週のふりかえり、カスタマージャーニーマップの作成など、利用シーンは多岐に渡ります。

IT企業でデザイナーやエンジニアとして働いているのであれば、同じようにされている方も多いかもしれません。

ですが、この付箋やホワイトボードを使ったやり方、ちょっと問題がありますよね。

みなさんは、付箋とホワイトボードを使って何かアウトプットした後、それをどうしていますか?

多くの場合、やったきりになって、そのまま放置されがちなのではないでしょうか。

しかし、だからといってどうすればいいのか…。

そんなとき「MURAL」という便利なツールを見つけまして、それがとても最高だったので、今回ぜひご紹介したいと思います。

付箋とホワイトボードへの元々の課題感

付箋とホワイトボードへの元々の課題感として、以下の3つの困りごとがありました。

  • 持ち運びができない
  • 作ったままで運用されない
  • 時間とともに劣化する

ちょっとしたブレストやKPTぐらいなら、アナログ形式でまったく問題ありません。

ただ、開発チームで集まってカスタマージャーニーマップを作ったり、ユーザーストーリーマッピングをするときには、上記のような問題が常に発生していました。

最近だと、カスタマージャーニーマップを壁に貼っていたのですが、オフィスを移転することになり、移転先で良い感じの貼るスペースが見つからないということがありました。

また、付箋だとだんだん剥がれやすくなり「あれ?この付箋落ちてたけど、どこに貼ってたっけ?」となることもありました。

こうしたことがあり、デジタルで良い感じのツールがないか、たまに探したりしていました。

良い感じのツールが見つからない問題

しかし、アナログの付箋やホワイトボードの代替となるようなツールは、なかなか見つかりませんでした。

真っ先に思い浮かぶのはGoogleスプレッドシートでしょう。スプレッドシートなら、同時編集ができますし、簡単に共有することができます。

ですが、付箋とホワイトボードのように自由自在に順番を入れ替えたりできないので、柔軟性がありません。

次に「Sketchやillustratorで作れば良いのでは?」と思ったのですが、こちらもデザイナー以外に共有しにくいという問題がありました。

また、そうしたツールは作り込みができてしまうので、気がついたら見た目のスタイルを整えることに時間を使ってしまいそうになります。

このように「自由度」と「手軽さ」はトレードオフになっており、それらのバランスが取れたツールはなかなか見つからないのです。

MURALの活用シーン

そんなとき、やっと見つけたのが「MURAL」でした。

上記のリンクからMURALのサイトをご覧いただければ分かるかと思いますが、非常にアナログの付箋とホワイトボードに近い状態で、色々な作業をすることができます。

付箋の入れ替えや図の書き入れも自由にできますし、もちろん同時編集も可能です。

作り終わったら共有リンクを発行し、即座にチームメンバーに共有することもできます。

わたしはMURALを知ってから、今までアナログでやっていた作業をすべてMURAL上で行うようになりました。

MURALは、特に以下のようなシーンで力を発揮します。

カスタマージャーニーマップの作成

チームメンバー数人でカスタマージャーニーマップを作成するとき、MURALだと簡単に完成させられます。

カスタマージャーニーマップやエクスペリエンスマップといった図を作成するとき、最も大変なのが「切り口」を入れ替えるときです。

例えば、時系列をベースに作っていたものを、やっぱりトピック毎に入れ替えたいという場合が発生します。

そんなとき、既に作った図をイチから作り直すのは骨が折れますよね。

MURALであれば、付箋の移動も複数選択で楽々行えるので、簡単に方針を転換することができます。

ユーザーインタビューの分析

ユーザーインタビューを取り入れている企業であれば、被験者の発言を付箋に書き出し、KJ法によって分析することがあると思います。

そんなときも、MURALであれば作業時間を大幅に短縮することができます。

わたしの働いている会社では、ユーザーインタビューでの議事録をGoogleドキュメントに記載し、それをアナログの付箋にわざわざ転記していました。

しかし、MURALであればオンラインのツールですので、コピペで済ませることができます。

付箋の移動も手軽にできますので、わいわい動かしながらグルーピングしていくのも、アナログとほとんど変わらない感覚で行えます。

UIデザインのアイデア出し

MURALを使っているからといって、MURALに用意されているコンポート(付箋や図形など)だけを使う必要はありません。

MURALに画像をアップする場合、アートボード上にドラッグすれば、自動的に画像のサイズを軽くした状態で貼り付けてくれます。

そのため、UIデザインのアイデア出しを行う際にも、気軽にどんどん画像をアップロードすることができます。

わたしの場合は、いくつかのUIデザインパターンをMURAL上に貼り付けていき、その後で「実現可能性」や「ユーザーへの価値」といった軸でマッピングすることが多いです。

MURALのデメリット

ここまではMURALのメリットに焦点を当ててきましたが、とはいえ、デメリットが無いわけでもありません。

もし導入を検討される場合は、以下のデメリットも考慮に入れる必要があります。

日本語入力が少し不便

海外のサービスということもあり、まだ日本語入力が少し不便です。

具体的には、付箋に文字を入力している途中で、エンターキーを2回押すと付箋が消えてしまうときがあります。

他にも、文字を変換していると変換途中で入力されてしまったりと、ちょっとした不具合が起こります。

とはいえ、慣れてしまえばそこまで気になりませんし、あらかじめ手元で書いておいてコピペするという方法でクリアできます。

(当たり前だけど)お金がかかる

当たり前ですが、お金がかかります。

1ヶ月間のフリートライアル期間があるので、とりあえずは試してみることができますが、本格的に導入を決めるのであれば課金しなければなりません。

ちなみに、わたしはMURALを使い始めてから、アナログで付箋やホワイトボードを使って作業することが面倒で仕方がなくなりました。

そのため、上司にお願いして課金してもらえることになりました。笑

大人数で作業するのは不向き

MURALは同時編集できることが魅力なのですが、それにしても、あまりに大人数で作業するのは不向きかもしれません。

同時編集している場合、他のユーザーのカーソルなども表示されるのですが、人数が多すぎると画面がわちゃわちゃします。

「あれ?自分のカーソルはどれだ?」となってしまいますので、4、5人にとどめておくのがちょうど良いのではないでしょうか。

おわりに

以上、今回は久しぶりにツールの紹介をさせていただきました。

アナログの付箋やホワイトボードで何か作業するのは楽しいですし、当たり前になっていると、ちょっとした不便さを感じることも少ないかもしれません。

しかし、実際にMURALのようなツールを使ってみると、アナログで何か作業するのが面倒になるくらいよくできています。

もし興味のある方は、ぜひ使ってみてください。