Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

2018年1月の読書メモ

新しい試みとして、1ヶ月ごとの読書記録を始めたいと思います。

去年から、Kindleやオーディオブックなど、様々な本の読み方を取り入れるようになりました。

その結果、本を読む量は増えましたが、自分がいつどんな本を読んでいたのか思い出しづらくなった気がします。

そこで、まずは読み終わった本からブクログに登録し、こうして月に一度ブログで振り返ることにしました。

ブログに残しておけば、後から「このときはこんな本を読んでいたんだな」と懐かしむこともできるので、良いのではないでしょうか。

それでは、さっそくまとめていきます。

幸福の「資本」論 あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★★
幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

 

幸福になるためには、どのように生きていけばよいのか。

この本では、わたしたちが持っている資本を「金融資本」「人的資本」「社会的資本」の3つに分け、それらをどうやって構築・活用していけば良いかが解説されています。

資本といえば、真っ先にイメージされるのが「金融資本(お金)」ですが、それらに並ぶものとして「人的資本」「社会的資本」を定義しているところが面白かったです。

金融資本と同じく、わたしたちは上記の3つの資本をどのように組み合わせて生きていくべきか、そのモデルケースについても書かれています。

例えば、地方のマイルドヤンキーは、金融資本は少ないかもしれませんが、人的資本(地元の仲間)に恵まれているため、幸福な場合があります。

反対に、いくら金融資本を多くもっていても、人的資本と社会的資本が少なければ、幸福度は低い場合があります。

このような事例を踏まえて、自分のリソースをどうやって割り振り、3つの資本のポートフォリオを完成させるのか。

人生パターンについて、面白い考え方ができる本でした。

ファスト&スロー(上)あなたの意思はどのように決まるか?

  • 媒体:Kindle
  • お気に入り度:★★★★
ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ファスト&スロー(上) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

認知心理学や社会科学の名著であり、著者のダニエル・カーネマンは、ノーベル経済学賞を受賞されています。

タイトルの「ファスト&スロー」とは、早い脳と遅い脳を表したものです。

わたしたちは、普段生活する中で、自分は論理的な判断を下していると思い込んでいます。

しかし、この本の中で紹介されている様々な研究結果や事例を目にすると、わたしたちがいかに様々なバイアスの影響を受けているのかが分かります。

このような、人間の認知や判断について知っておくことで、自分の考えや判断について少なからず示唆を得ることができます。

ファスト&スロー(下)あなたの意思はどのように決まるか?

  • 媒体:Kindle
  • お気に入り度:★★
ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ファスト&スロー(下) あなたの意思はどのように決まるか? (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム 

  • 媒体:Kindle
  • お気に入り度:★★★
ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログ (3件) を見る
 

ジョブ理論では、顧客が特定のジョブ(問題)を解決するために、どうしてその商品を雇用したのかを考えます。

著者は「イノベーションのジレンマ」で有名はクレイトン・M・クリステンセン氏。

顧客を特定のセグメントに切り、セグメント毎に合ったアプローチを考えるという従来のマーケティング手法と比較すると、かなりのギャップを感じます。

顧客の属性は考えずに、ひたすら「ジョブ」に着目する考え方は、UXデザインとも近しいものを感じて面白かったです。

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★
いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

 

コインチェックのCOOである大塚雄介氏の著書。

この本を読んだ直後に、コインチェックが仮想通貨流出の件で大きく取り上げられることになり、非常に驚きました。

ビットコインやブロックチェーンなど、そのうちキャッチアップしなければと思いつつ機会を作れなかったのですが、この本のオーディオブック版が出たことで良い機会となりました。

ビットコインといえば、わたしのように無知な人間からすると、ただのバズワードにも思えてしまいます。

しかし、ビットコインなどの仮想通貨の仕組みを支えている、ブロックチェーン(分散型台帳技術)の仕組みや思想などは非常に面白いです。

ビットコインそのものが覇権を握るかどうかは分かりませんが、ブロックチェーンという技術は、もう少し突っ込んで勉強したいと思いました。

職場の問題地図 「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★
職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

職場の問題地図 ~「で、どこから変える?」残業だらけ・休めない働き方

 

どうしてブラック企業が生まれてしまうのか。

残業が常態化した会社が、どのようになっているのか等の「あるある」を事例に出し、その解決策がセットで紹介されている一冊です。

属人化を防ぐ方法など、自分の会社に当てはまる場合には参考になるかもしれません。

わたしが働いている会社では、幸運なことにこの本で書かれている事例に当てはまることは無かったので、さらりと聴き終えました。

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める

  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★
脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

 

タイトルだけを見ると、ライフハック本のように見えるかもしれませんが、非常に実用的かつ本格的な一冊でした。

個人的には、創造的な仕事のために「睡眠」の重要性を再確認できたことが、収穫だったように思えます。

例えば、仕事で解決したい問題があるときに、ダメなパターンとしては、解決策を思いつくまで寝ないという行動です。

持ち帰りで仕事をしたり、徹夜をしてまで仕事をするという行動は、時間的制約を取り去ることで脳を怠けさせてしまう原因になるのだそうです。

また、睡眠はただ肉体を休ませるだけではなく、脳そのものは記憶の整理をするために働いています。

そのため、あえて解決すべき問題を中途半端な状態で終わらせておいて、きちんとした睡眠を取れば、翌日には解決策を思いつくという場合が多くあります。

このような脳の仕組みを知っておけば、普段の仕事やプライベートワークも捗りそうだと思いました。

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

  • 媒体:オーディオブック
  • お気に入り度:★★★★★
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福

 

最高の一冊でした。

この本では、わたしたちホモ・サピエンスが、どのようにして食物連鎖の頂点に立つに至ったのかが解説されています。

わたしたちは、動物界のスペックで言えば、かなり弱い方です。本気で喧嘩をしても、犬にすら勝てません。

では、なぜわたしたちはここまで繁栄できたのか。その鍵となるのが「虚構を信じることができる」という能力だったのです。

そして虚構について、著者は貨幣や宗教といったものまで虚構として扱っており、非常に面白い洞察だと思いました。

わたしたちはどこから来て、どこへ向かっていくのか。

サピエンス全史は上巻と下巻に別れていますが、この上巻では「わたしたちは、どうやってここまで辿り着いたのか」が主にまとめられています。

この本は、ぜひ読んでみてください。

おわりに

以上、今月の読書メモでした。

今回ご紹介した中だと、「ファスト&スロー」「サピエンス全史」はめちゃくちゃ面白かったので、よかったら読んでみてください。