Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

そもそもビットコインや仮想通貨とは何か。勉強して分かったことメモ。

仮想通貨、ここ半年か1年で、一気に身近な存在になりました。

テレビを付ければ、必ず「ビットフライヤー」や「DMMビットコイン」のCMが流れているのを目にします。

わたしの働いている会社でも、既に何人もの同僚が、仮想通貨の取引所のアカウントを開設してビットコインを買っていました。

かくいうわたしですが、つい1ヶ月前までは「そもそもビットコインって何?仮想通貨って何?」状態でして、完全に話題についていけてない感満載でした。

そこで、まずは何冊か本を買って勉強してみた結果、ようやく概要くらいは掴めてきました。

今回は、そんな自分用の勉強メモも兼ねて、そもそもビットコインや仮想通貨とは何かという記事を書いてみたいと思います。

ビットコインと仮想通貨

ビットコインとは、最もメジャーな仮想通貨です。

成り立ちとしては、2008年に「サトシ・ナカモト」という人物が発表した論文を元に、ビットコインが作成されました。

つまり、ビットコインとは、数多くある仮想通貨のうちの1つということになります。

仮想通貨と聞くと、難しそうな印象を受けるかもしれませんが、要するに紙幣やコインのように実態を持たないから「仮想」の通貨ということです。

わたしたちがお金を使うとき、普通は財布から千円札や100円玉を出して支払いをしますよね。

しかし、ビットコインは仮想通貨なので物理的な実態を持ちません。

そのため、PCやスマートフォンの中に「ウォレット(財布)」を設定し、そこから支払いや送金などを行うことになります。

仮想通貨と電子マネー

ここまで読まれた方は、「ビットコインって、要するにSuicaみたいなもの?」と思われたかもしれません。

確かに、Suicaのような電子マネーも、紙幣のように実態を持たず支払いをすることができます。

しかし、仮想通貨と電子マネーは全く別物です。

電子マネーは「円」のような法定通貨をデータ化したものですが、ビットコインの単位はあくまで「1btc(ビットコイン)」であり、「円」ではないからです。

例えば、電子マネーに登録されている「円」という単位は、日本国憲法で定められたものであり、その価値が国によって認められています。

このような通貨のことを「法定通貨」と呼びます。(法律で定められている通貨ということです。)

法定通貨の場合、例えば日本円であれば中央銀行が流通等をコントロールしています。

一方で、ビットコインは法定通貨ではないので、国によってその価値が認められ保証されているわけではありません。

また、中央銀行といった概念も存在しません。

ビットコインは、そのすべてがプログラム上で管理されており、管理者も責任者も存在しないのです。

ビットコインは安全か

ビットコインは、法定通貨のように国によって価値が保証されているわけでもなく、運営に関して管理者も責任者も存在しない。

そんな通貨、とても安心して買うことはできませんよね。では、どうしてこんなにたくさんの人がビットコインを買っているのでしょうか?

それは、ビットコインが「ブロックチェーン」という技術を利用して、セキュリティ性が担保されているからなのです。

ブロックチェーンという言葉も、仮想通貨を語る上でよく出てくる言葉ですが、ここまでの対応関係を一言でまとめると、以下のようになります。

「ビットコインは、メジャーな仮想通貨の1つであり、ブロックチェーンという基幹技術を使用している。」

では、ブロックチェーンとはいったい何なのでしょうか。

ブロックチェーンの仕組み

ブロックチェーンとは、一定の期間内における「取引の記録」をチェーンのようにつなてげて記録していく仕組みのことです。

この「取引の記録」のことを「ブロック」と呼び、それをチェーンのようにつなげていくので「ブロックチェーン」というわけです。

ビットコインでは、発行されるブロックを参加メンバーがお互いに承認し合うことによって、データの改ざんや偽造などができないようになっているのです。

また、最近ではブロックチェーンのことを「分散型台帳技術」と呼ぶケースが増えてきています。

前述したように、ブロックチェーンは取引の記録をチェーンのようにつなげて記録していきますので、全体としては過去すべての取引記録を持った帳簿ということになります。

そして、参加メンバーそれぞれが持っている帳簿を同時に書き換えることでビットコインの所有権が移り変わります。

そのため、ビットコインの所有権の記録を、分散して管理することができるのです。

こうした性質から、ブロックチェーンよりも「分散型台帳技術」と呼ばれることが増えてきました。

おわりに

ビットコインや仮想通貨について調べていて分かったのは、IT業界に勤めている身としては、むしろその基幹技術として使われている「ブロックチェーン」の動向を追っていた方が良さそうだということでした。

ビットコインそのものは、仮想通貨の1つとして、今後も長きに渡って繁栄していく通貨とは限りません。

しかし、ブロックチェーンの方は「インターネット以来のイノベーション」とも言われており、その活用が今後さまざまな分野で進んでいくと言われています。

最後に、ビットコインや仮想通貨、ブロックチェーンなどの概要を掴むのに役に立った本をご紹介したいと思います。

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン

 

コインチェック社のCOOである大塚雄介氏の一冊です。

コインチェック社は今大変なことになってしまっていますが、ビットコインやブロックチェーンの仕組みや成り立ちについて、とても分かりやすく解説されていました。

ただし、著者はコインチェック社のCOOという「仮想通貨の取引所側の人」ですから、やや仮想通貨を持ち上げる内容にも感じられました。

そのあたりのバイアスには、注意が必要でしょう。

アフター・ビットコイン

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

アフター・ビットコイン: 仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者

 

こちらは、先ほどとは打って変わって仮想通貨のリスクについて論じている本です。

著者の中島真志氏は元日銀の方ということもあり、仮想通貨を外の立場から冷静に分析した本とも言えるかもしれません。

この本の中では「ビットコインはオワコン」としつつも「ブロックチェーンという技術はすごい」と書かれており、わたし自身の考え方も、この本に引っ張られているところはあるかもしれません。

このように「仮想通貨はおすすめ!」という本と「仮想通貨は危ない!」という本の両方を読めば、バランスが取れて良いと思います。

お金2.0 新しい経済のルールと生き方

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

お金2.0 新しい経済のルールと生き方 (NewsPicks Book)

 

メタップスの佐藤さんが書かれた本で、仮想通貨というよりは、それも含めて今後の社会が向かう先について論じられています。

仮想通貨と聞くとまだまだ怪しいイメージがあるかもしれませんが、お金の歴史的経緯から考えれば、今後通貨が電子化されるのは必然です。

これら一連の流れを冷静に見る視点を与えてくれるので、とてもおすすめの一冊です。