Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

『Design-JP 第2回 勉強会 : インタラクション』に参加してきた

先週の5月10日(水)に、Design-JPという勉強会に参加してきました。

第2回目の開催ということでしたが、今回のテーマは「インタラクション」でした。

インタラクションというと、辞書的には「相互作用」という意味が書いてありますが、デザインの文脈においてはなかなか説明が難しいですよね…。

そんなことを漠然と思っていた中での勉強会だったので、非常にタイムリーで勉強になりました。

今回は、このDesign-JPに参加してわたしが特に印象に残ったところについてご紹介したいと思います。

インタラクションの要素としてのアニメーション

最初に登壇された安藤幸央さんは、「インタラクションデザインの調整のコツと、それにまつわるコミュニケーションの仕方」というテーマでお話くださいました。

安藤さんのお話の中でわたしが印象に残ったのは、「Botのレスの速さ」に関するトピックでした。

Botのレスの速さについて

「Botのレスの速さ」とは、例えばチャットに何か書き込んだときに、Botが0秒ですぐにレスを返してくると、人間はちょっと不自然に感じるよね。ということです。

もちろん、Botは機械ですので、人間の入力した特定の文字列等に反応して即座にレスを返すことができます。

即レスさせないことで人間らしさを作る

しかし、わたしたちが普段人間とチャットをしているときは、相手は考えながら入力しているので、フリック入力が大得意な人でも少し時間がかかるものです。

そのため、Botの場合でもあえて適切な時間を空けてからレスを返させることで、自然さを持たせることができるのです。

緻密なインタラクションが自然さをもたらしてくれる

こうした設計の話を聞くと、まさしくインタラクションデザインの事例として分かりやすいなと思いました。

先のBotの例なども、そうした知識を身につけていなければデザイナーは気づきもせずにビジュアルだけを作成してしまう…ということになりかねません。

改めて、アプリやWebサービスに関わるデザイナーとして、インタラクションの知識は欠かさず学んでおく必要があるなと感じました。

人間味のあるインタラクションでファンをつくる

続いて登壇された貴島衛さんは、誰のためのマイクロインタラクション? -マイクロインタラクションへの理解とプロトタイピングの実践」というテーマでお話くださいました。

貴島さんの発表では、「人間味のあるインタラクション」という部分がとても印象に残りました。

無機質なエンプティーステートメントを工夫する

例えば、アプリやWebサービスでよく見かけるエンプティーステートメント(データが空の状態)がありますよね。

そうした時に、ただ無機質に結果を返すのではなく、人間味のあるマイクロインタラクションを追加することで、ユーザーをファンにするきっかけ作りができるのだそうです。

よく見る「検索結果は0件でした」だが…

具体的には、例えば検索バーから何かのワードを入力して検索した際、普通であれば「検索結果は0件でした。」とただ文字で表示するだけにすることが多いと思います。

しかし、そこで「検索結果は0件でした。ひょっとすると、スペルをお間違えかもしれません!もう一度確認してみてください。」と笑顔のアイコンとセットで表示してあげると、ユーザーはとても楽しい気持ちになると思いませんか?

サービス精神を持ってインタラクションを設計する

このように、人間味を感じるインタラクションデザインによってユーザーをファンにできるというのはとても素晴らしいことだなと思いました。

わたしが仕事で関わっているアプリでもさっそく改善案に使えそうな観点でしたし、みなさんも「自分の関わっているアプリで、もっとユーザーを楽しませるようなちょっとしたインタラクションを実装できないかな?」と探してみると楽しいかもしれません!

おわりに

今までインタラクションについては、漠然とした理解しかしていませんでした。

しかし、今回の勉強会に参加したことで具体的な事例などがたくさん聞けたので、以前よりもインタラクションという言葉の意味や重要性をより理解できて良かったなと思いました。

また、発表の中で紹介されていたオライリーの「マイクロインタラクション」については、2年くらい前に一度読んだにもかかわらず記憶に残っていませんでした…。

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

 

もう一度読み直さなくては!

余談

そして最後に余談になるのですが、今回の勉強会の会場はなんとGoogle東京オフィスだったのです。

そのため、今回初めてGoogle東京オフィスに入らせていただいたことになるのですが、高層階にあるので窓からの眺めがとても良かったですし、カフェスペースもおしゃれでやっぱりGoogleはすごいなーと思いました。(小並感)

またこうした勉強会があれば参加したいですね!