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Tortoise Shell

デザイナーによる、デザインやライフハックブログです。

本当に重要な問題に取り組むために。エッセンシャル思考を実践しよう

あなたは最近、本当に重要なことに取り組めていますか?

もしもあなたが、

  • 毎日仕事の量が多すぎて残業続きになっている
  • ついつい何でも仕事を引き受けすぎてしまう
  • 同僚や上司からの誘いを断りきれず、家族との時間をないがしろにしている

このようなことに悩まれているのでしたら、「エッセンシャル思考」を実践されてはいかがでしょうか?

エッセンシャル思考とは

エッセンシャル思考とは、「本当に重要な問題だけを見極めて取り組み、他の問題を切り捨てる勇気を持つ」という考え方のことです。

エッセンシャル思考の詳細は、「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」という本の中で紹介されており、2014年のニューヨーク・タイムズでも、ベストセラーとして取り上げられました。

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

 

今回はこの本の中から、わたしが特に印象に残った3つのポイントをご紹介したいと思います。

1.ノーと断ることを恐れない

ビジネスの現場であれば、同僚や上司からの依頼に対して「ノー」と言える人は少ないです。

むしろ、どんな依頼に対しても「イエス」と言ってがむしゃらに取り組む人のほうが、「積極性がある」と高く評価される傾向にあります。

しかし、イエスマンの姿勢がエスカレートすると、結局すべての仕事が中途半端になり、低いアウトプットしか出せなくなってしまいます。

そのため、仕事で高い成果を出すためには、無駄な仕事には「ノー」を突きつけ、本当に重要な問題に取り組まなければなりません。

仕事を含め、やらなければならないことは放っておいても向こうからやってきます。

そのため、本当に重要な問題を見極めて「ノー」と言う勇気を持たなければ、あなたの時間は容赦なく奪われ、消耗することになるのです。

2.バッファを作り不測の事態に備える

「これ、どれくらいで完成しそう?」

そう聞かれたとき、わたしたちがつい二つ返事で出してしまう見積もりは、甘くなりがちです。

なぜなら多くの人が、最もスムーズに進むシナリオを思い描いてしまいます。

また、相手の期待を裏切りたくない、無能な人間だと思われたくないという心理もあるでしょう。

しかし現実では、様々なトラブルによって、理想通りに仕事が進むことは少ないものです。

エッセンシャル思考では、見積もりは自分が最初に思いついた工数を1.5倍に変換して提案する方法が良いと紹介されています。

あらかじめバッファ(衝撃を緩和する期間)を作っておくことで、不測の事態に備えることができるのです。

急いで質の低いアウトプットを出すくらいなら、一瞬嫌な顔をされたとしても、恐れずにバッファを含めた見積もりを出し、着実なアウトプットを出しましょう。

3.意思決定を仕組み化する

本当に重要な問題に取り組むためには、普段の意思決定を仕組み化することが有効です。

わたしたちは日頃「朝食は何を食べようかな」「今日はどの服を着ようかな」とたくさんの意思決定を行っています。

しかし、こうした小さな意思決定の機会が多いと、小さな問題にばかり脳のメモリを割いてしまい、集中力は散漫になりがちです。

そこで「朝食は毎日パンとハムエッグ」と決めたり、あらかじめ1週間のコーディネートを決めておくことで、本当に重要な問題だけに脳のメモリを割くことができるようになるのです。

有名な事例としては、スティーブ・ジョブスはいつも同じ黒のタートルネックを着ていたことで知られていますが、彼もエッセンシャル思考の実践者であったと言えます。

毎日着る服を固定し、「今日死ぬとしたら、何をすべきだろう?」と自分に問いかけることで、常に本当に重要な問題だけに取り組んでいたのです。

エッセンシャル思考は人生を豊かにする

エッセンシャル思考とは、突き詰めると「自分にとって本当に大事なことはなにか?」を明らかにすることです。

わたしがこの本の中で感動したシーンの1つとして、7つの習慣シリーズの著者であるコヴィー博士と、その小さな娘さんとのエピソードがあります。

コヴィー博士と娘さんは、コヴィー博士の講演の仕事が終わった後で、ディナーを食べたり映画を見たりするデートの約束をしていました。

娘さんはデートをとても楽しみにしていましたが、当日になって講演が終わると、コヴィー博士は旧友と再開し、食事の誘いを受けます。

その姿を見て「せっかくの約束が台無しだ」と落ち込んだ娘さんですが、コヴィー博士は「今日は娘との大切なデートの約束があるので」とそれを断りました。

わたしはまだ子どもを持つ身ではありませんが、このエピソードはとても胸に染みました。

なぜなら、コヴィー博士が「本当に重要なこと(家族との時間)」を優先するエッセンシャル思考の持ち主だったからこそ、娘さんにとってその日の出来事は生涯かけがえのないものになったからです。

わたしたちは、コヴィー博士と同じような決断を取れるでしょうか?

あなたも、今日お風呂に入っているときにでも、自分にこう問いかけてみてはいかがでしょうか。

「わたしは今、本当に大切なことに取り組めているだろうか?」と。

おわりに

「エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする」は、通常の書籍の他に、オーディオブック版も発売されています。

本を読む時間が取れない方は、ぜひオーディオブック版を購入して、スマホに入れて通勤途中に聞くことをおすすめします。