Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

グロービスMBA経営戦略」を読んでみた

グロービスの『MBA経営戦略』を読んでみました。

専門的で難しい印象がありましたが、平易な文章で解説されており、非常に読みやすかったです。

ちなみに、わたしはただの平社員なので、本来MBAとは縁がなく、たまたま機会が無ければ一生読むことはなかった本かもしれません。

しかし、読み終わってみれば、経営者を志すものでなくとも、この『MBA経営戦略』は一読の価値があると確信しました。

なぜなら、自分が所属している会社の事業を俯瞰して見られるようになるからです。

サラリーマンにも有益なPPMの概念

例えば、前半で出てくるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)などは、まさに平社員が経営者視点で会社のことを見るために役立つ概念ではないでしょうか。

(PPMの説明はここでは省略しますので、ググッてみてください。)

自社の事業をそれぞれ、

  • 花形製品
  • 金のなる木
  • 問題児
  • 負け犬

に当てはめて考えてみることで、会社の方向性が少し理解できたように思います。

例えば、わたしは会社の人的リソースの配分について、たまに疑問に思うことがありました。

わたしの務める会社はそこまで人数も多くないのですが、それでも複数の事業を展開しています。

しかし、そのほとんどが発展途上の事業であり、安定して売上をもたらしている商品はほぼ1つしかありません。

そんな時、「今は一つの事業に集中したほうがよいのでは?」と思うことがたまにありました。

少ない人数で複数の事業を同時に進めていくのは、業務量も多くなり、大変になります。

たしかに、短期的に見れば一つの事業に集中した方が良いように見えるかもしれませんが、会社が長く発展していくためには、リスクを分配し、新規事業に投資し続けなければならないという事が分かりました。

今は安定して売上を出している事業でも、いつかは廃れてしまいます。

そうならないために、成功している「金のなる木」である事業から生まれた利益を、積極的に「問題児」である発展途上の事業に投資し、「花形製品」に変えていかなければならないのです。

サラリーマンを一つの事業と捉え直す

こうしてみると、いかに経営者が物事を俯瞰して見ているのかが少しだけ分かったような気がしました。

また、このPPMの概念はサラリーマンとしての自分に当てはめてみても面白いと思いました。

サラリーマンとしての労働は「花型製品」や「金のなる木」に当てはまるかもしれませんが、これも病気や怪我などで、いつ無くなるかも分かりません。

そのために、少しずつサラリーマンで稼いだお金を、株式投資や副業(もちろんブログも含む)に回すことで、リスクを分散することができます。

会社での労働を自分にとっての一つの事業と見直すことで、また違う見え方ができるかもしれませんね。

サラリーマンこそ、ぜひ読んでおきたい一冊です。

MBA経営戦略

MBA経営戦略

  • 作者: グロービスマネジメントインスティテュート
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本
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