Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

新人Webデザイナーにおすすめのデザイン書10選

はてブで新人エンジニア向けに技術書を紹介するエントリを見かけて、思わず「デザイナー版を書いてみたい!」と思ったので、書くことにしました笑

この春からデザイナーになられる方で、「勉強したいけど、どんな本を読めばいいの?」という方はぜひ参考にしてみてください。

おすすめデザイン書10選

01.誰のためのデザイン

工業デザインにおいて「人間中心設計」の考え方を広めた古典的名著です。

デザインとは、そもそもどのような意図をもって行われるのか。

デザイナーとして、ユーザーに快適に使用してもらうために、どのような事に気をつけなければならないのか。

そうした、デザイナーとしての考え方の礎となるような一冊です。

02.美の構成学

デザインは、しばしば「センスが無ければできない」「デザイン=センスである」という誤解を受けています。

もちろん、センスもデザインの要素のひとつではありますが、実際にはデザイナーは目的に沿って緻密な計算の元でロジカルにデザインを行っており、美麗なビジュアルはあくまで結果として生まれるものなのです。

「美の構成学」では、人がどのような場合に「美しい」と感じるのかということが学術的な視点から解説されています。

デザインの構成要素を知るためにも、また教養としても読んでおきたい一冊です。

03.ノンデザイナーズ・デザインブック

タイトルの通り、元はノンデザイナーに向けて書かれた本ですが、それだけにデザインの基本がわかりやすく解説されています。

なので、ノンデザイナーはもちろんですが、「デザイナーの卵」にも最適な本なのではないでしょうか。

特に、前半の「近接」「整列」「反復」「コントラスト」の4つの基本原則を押さえておくだけでも、デザインを見る目がぐっと鍛えられるでしょう。

04.融けるデザイン

WebやUIに携わるデザイナーとして、デザインの「今」と、そして「今後」を知るための指針となる一冊です。

この本の中で述べられている「自己帰属感」というキーワードは、これからのWebデザインを考えていくうえでも重要な要素になってきますので、ぜひ読まれることをおすすめします。

05.デザインのルール、レイアウトのセオリー

紙媒体を題材としている本ですが、レイアウトの王道パターンがざっと網羅されており、レイアウトの引き出しを増やすには絶好の本です。

紙であってもWebであっても、「要素を美しく構成する」という点では同じなので、学べることがたくさんあると思います。

06.7日間でマスターする配色基礎講座

色についての本はいろいろと出ていますが、色彩設計の理論が、事例も交えつつ体系的に学べる一冊はそう多くはありません。(事例ばかり載っているものの、読み終わったあとに結局どうすればいいのか分からないという本はけっこう多いです。)

そういった意味で、この本は事例がわかりやすい上に、合わせて実践的な理論も身につくという素晴らしい本です。

07.タイポグラフィの基本ルール

文字組は、デザインの中でもかなり重要な要素のひとつです。

たかが文字と思うなかれ。

フォントひとつ変えるだけでも、デザインの印象を一瞬で変えてしまうほどの威力があるくらいなので、タイポグラフィについてもこの本で基本を押さえておいたらよいかと思います。

08.インタフェースデザインの心理学

テクニカルなことではなく、使いやすく、伝わりやすいウェブやアプリのUIをデザインしていくために、どのような事を考えていけばいいのか。

そうした、インタフェースデザインの指針を知ることができます。

デザインを心理学的な側面から紐解いていくことができるので、なるほど…と思える発見がたくさん出てきます。

09.絵ときデザイン史

デザインの歴史をイラストと一緒にざっと流れを掴むことができる本です。

デザイン史は、勉強したからといって目の前の業務に関係があるとは限らないので、あまり積極的に学んでいる人は少ないのではないでしょうか。

しかし、歴史を知ることで、今流行のデザインがどのような脈絡で登場したのか、どういう目的で使われるようになったのかということを理解できます。

例えば、フラットデザインにしても、その根本思想は50年も前に登場した「スイススタイル」の流れをくんでおり、こうした歴史の流れを掴むことで、デザインの本質の理解につなげることができるのです。

ぜひ、歴史も一度ざっくりと学んでおきましょう。

10.プロになるためのWebデザイン入門講座 実践で役立つPhotoshop&Illustrator徹底ガイド

最後の本ですが、10冊目にして初めての実用書です!笑

現場で用いられるWebデザインツールといえば、今でこそPhotoshopやIllustratorが主流ですが、どちらも元々はWebデザイン専用のツールというわけではありませんでした。

そのため、Webサイトのカンプ作成に特化した本は、この本が出るまではほとんど無かったのではないかと思います。

これ一冊を何度も復習することで、Webデザインのワークフローをつかむことができるため、デザインの実用書としては一番おすすめだと思っています。

おわりに

「新人デザイナーにおすすめ」だなんて、先輩風を吹かせたタイトルにしてしまいましたが、そんなわたしも、実はまだまだ若手と呼ばれる年齢だったりします。笑

しかし、思い返せば、わたしが新入社員として今の会社に入った時は、そもそもデザイナーがほとんどいませんでした。

そのためデザイナーの教育体制も整っておらず、先輩からおすすめの本を紹介されたり…ということもなかったので、いろいろと試行錯誤して探していたと思います。

なので、かつての自分と同じような立場の人に役立てばいいかなと思って、10冊ほど挙げてみました。

ぜひ、読んでみてくださいね!

デザインを本格的に学ぶなら