Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

組織によって変わる、デザイナーがコミュニケーションで気をつける事とは?

デザイナーといえば、職人気質で黙々と作業しているようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際には他の職種と同様に高度なコミュニケーション能力が求められます。

例えば、社外であれば顧客の要望を聞き出したり、社内であれば他職種の社員やマネジメント層の方に、デザインのコンセプトなどを説明するなど、コミュニケーション能力を発揮するシーンは意外に多いのです。

組織によって変わる、デザイナーの立ち位置

ここで押さえておきたいのが、デザイナーがコミュニケーションで気をつける事は、組織の構造によっても変わってくるということです。

例えば、スタートアップ企業で働いているデザイナーであれば、組織が「職能部門制」から「事業部制」に変化する際に、最も実感するのではないでしょうか。

職能部門制とは、職種別に縦割りで人員を配置する形態で、スタートアップ企業など、組織の規模が小さかったり、事業を1つに絞っているような中小企業によく見られます。

デザイナーであれば、制作会社などはこの形態が多いのではないでしょうか。

一方、事業部制は職種横断的な横割りの形態で、組織の規模が大きい企業でよく見られます。

発展途上の会社においては、成長する中で事業が多角化してくると、職能部門制のままでは指示系統の乱れや意思決定のプロセスが複雑化してくるため、途中から事業部制に移行するといった処置が取られることがあります。

このとき、デザイナーの社内でのコミュニケーションの仕方も変わってくるのです。

事業部制では、デザインの言語化能力が必須

職能部門制の組織では、基本的に普段コミュニケーションを取るのは同じ職種であるデザイナーの上司や同僚であることがほとんどです。

つまり、同職種とのコミュニケーションがメインとなります。

これが事業部制になると、他職種とのコミュニケーションがメインに変わります。

このとき、デザイナーには「デザインの言語化能力」がより求められるのです。

職能制のときは、デザイナー同士なので暗黙知が通ります。

例えば、あなたが上司にデザインのレビューをお願いしたときは、上司も同じデザイナーなので、都度デザインの意図について細かく説明しなくても暗黙知として伝わることがあります。

しかし、事業部制ではどうでしょうか。

このときは、デザイナー以外の職種の方とのコミュニケーションがメインのため、自分のデザインの意図について、分かりやすい言葉で伝える能力が求められるのです。

まとめ

このように、組織の形態によって、デザイナーのコミュニケーションの仕方も変化していくのです。

もし、規模の小さい制作会社から事業会社へ転職するという方や、最近会社が成長して組織構造が変わったなと思われた方は、ぜひコミュニケーションの仕方についても思いを馳せてみてください。

コミュニケーションをデザインするための本

コミュニケーションをデザインするための本

 
コミュニケーションのデザイン史―人類の根源から未来を学ぶ

コミュニケーションのデザイン史―人類の根源から未来を学ぶ

 

おすすめ記事セレクション