Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

本当に重要なのは、問題解決ではなく問題定義である

問題解決についての本ってよくありますよね。

思考法とかフレームワークとか、巷にはそういったノウハウが出回っています。 

しかし、最近仕事でWebアプリケーションのUIデザインをやっていて、問題解決よりも、「そもそも問題を定義すること」の方がはるかに難しいし、重要だと考えるようになりました。

例えば、アプリのUI改善とかだと、「現状こういう問題があるから、デザインをこのように修正することで使いやすくなる」みたいな感じでやっていくわけです。

しかし、「そもそもその問題は解決すべきか」「その問題設定は適切か」ということについて考えることはあまりありません。

わたしの場合はデザイナーですので、問題に対してデザインによって解決策を導き出そうと試みるわけですが、その問題解決自体はそんなに大変ではないのです。

なぜならば、問題に対してゴールが設定されている限りは、どうにかこうにかアイデアを出すことができるからです。

しかし、問題なのは「そもそも問題設定が間違っていた」という場合です。

この場合、自分がやってきた作業は全てパーになってしまうわけです笑

このように仕事に取り組むにあたっては、「問題を効率よく解決すること」よりも、「まず本当に見極めなければならない問題とは何なのか」ということを定義することのほうが重要なのです。

この事について詳しく語られている「イシューからはじめよ」という本では、価値ある仕事をするためには、まずイシュー(=その局面でまずケリをつけなければならない問題)を見極め、そのイシューから取り組むことが重要だと説いています。 

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

 

なぜイシューが大切なのかというのを分かりやすく説明するために、「彼女を作るにはどうすればいいか」という問題を例えにしてみます(笑

この場合、モテるためには色々な努力の仕方があると思います。

例えば「自分に彼女ができないのは、ファッションセンスが悪いからだ」と仮説を立てて、必死にファッションの勉強をしたとします。

しかし、彼が女性にモテなかった理由は、実は「しゃべり方がナヨナヨしてて自信無さそうだから」だったのです。

なので、本当に解決すべき問題は「ハキハキしゃべれるように訓練すること」ということになり、そこに焦点を当てて取り組む必要があります。

このように、問題解決自体はなんとななるのですが、そもそも問題定義が間違っていると、まったく成果が出せないというわけなのです…!

人生というのは、問題の連続ですよね。

(いきなり主語がでかくなりましたが笑)

だからこそ、本当に充実した人生を送り、価値を生み出していくためには「問題定義」を正しくできる能力を身につけることは大変役に立つことでしょう。

わたしも、ただがむしゃらに問題解決に取り組むのではなく、本当に価値ある仕事をするための「問題定義」についても考えて見極めるようにする癖をつけていきたいと思います。