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Tortoise Shell

デザイナーによる、デザインやライフハックブログです。

「模写」ばかりやっていても、Webデザインは上達しない

http://www.flickr.com/photos/42902413@N00/1070813254

photo by denn

Webデザインのセンスを向上させるために「模写」をすると良い。

というのはよく聞く話ですよね。

わたしも、「模写」はWebに限らずデザインのセンスを上げるために有効だと考えています。

しかし、模写ばかりやっていても上達はしないのです。

いったい、どういうことなのでしょうか?

模写の本質は「構成要素」を見出す訓練である 

なぜならば、デザインは「構成要素」を見出すことで、初めて自らの血肉として取り込むことができるからです。

デザインというのは、例えばWebサイトひとつ取っても、アウトプットされた完成品だけを見ると一枚絵のように思えます。

しかし、実際には「レイアウト」「カラースキーム」「タイポグラフィ」「ユーザインタフェース」など、様々な構成要素がバランス良く絶妙に組み合わさることによって成り立っているのです。

ただ作業的に模写をするだけでは、模写した経験にもとづいて、似たような「それっぽいデザイン」はできるようになりますが、応用力は身につきません。

いつまでも「それっぽい」デザインのまま成長できないのです。

応用力を身につけるためにすべきこと

それでは、デザインの構成要素を見出せるようになって、応用力を身につけるためにはどうしたらいいのかというと、デザインの「理論」「原理原則」を学ぶことです。

レイアウトにしてもカラースキームにしても、美しくバランスの良いものというのは、きちんとした理論に基いて設計されているものです。

その理論を知ることで、ただ自分が模写したことのある作品に似せて「それっぽいデザイン」を作るだけではなく、0から自分のデザインを作り出せるようになります。

デザインの原理原則について書かれた本の中では、例えば下記のものなどおすすめです。

デザインのルール、レイアウトのセオリー。

デザインのルール、レイアウトのセオリー。

 
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論

 

もちろん、だからといって模写という勉強方法をやめてしまってはいけません。

理論も大切ですが、自分で形にするための能力を身につける努力をしなければ、クリエイターではなく、ただの「評論家」になってしまいます。 

まとめ

ただ手を動かしていれば良いというわけではありません。

体系的に知識を身につけて、頭を使うことも大切なのです。

「技術と理論、バランスよく学ぶことが上達への一番の近道」

もしデザインを学び始めたばかりの頃の自分にメッセージを伝えられるなら、このように伝えたいとよく思います。

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