Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

オーディオブックで横山秀夫の「深追い」を聴いた

FeBeで横山秀夫の「深追い」を購入し、聴き終えました。

たまたまポイントが900ほど余っていたときに、この「深追い」が885ポイントというお得な値段で販売されていました。

ちょっと聴いてみるか…と思いポチッと購入。

タダで手に入れたようなものだし、値段も安いからあまり期待していなかったのですが…

気づけば、息を呑んで内容に夢中になっている自分がいました。

いやぁ、良い意味で裏切られました。 

この「深追い」は、7章の短編から成る警察小説です。

ただし、7章それぞれが全く違う題材というわけではありません。

各章の主人公や登場人物はバラバラですが、みな「三ッ鐘(みつがね)市」の「三ッ鐘警察署」に勤務しているという点が共通しています。

この小説の面白かった点は、同じ警察署に務める人間たちが、組織の中でそれぞれ葛藤する様子がリアルに描かれていたところでした。 

警察小説というと、事件が起こって犯人を追い詰めるミステリーものというイメージがあるかもしれません。

しかし、この「深追い」の中ではそのような描写はほとんど無く、それよりも警察という閉鎖的な組織の中で、異なる部署、異なる役職、その他異なる立場の人間たちの人間模様が丁寧に描かれています。

実際に、わたしがこの小説を聴き終わったときに抱いた第一印象は、先に述べたとおり「リアルだなぁ…」というものでした。

もちろん、わたしは警察官ではありませんし、なったこともないので「リアル」という表現はおかしいのですが…笑

ですが、要するに警察関係者じゃない人間が読んでもリアルに感じるというくらい、現実的な設定と心理描写が施されているのです。

どの短編も、いろんな意味で気味が悪くなんとも言えない後味を残してくれました(笑)

内容については、ぜひ実際に聴いて確かめてみてください。

深追い
深追い (新潮文庫)

深追い (新潮文庫)