Tortoise Shell

Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

アイコンはなぜシンプルに作られているのか

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photo by webtreats

アイコンとは?

誰もがスマートフォンを利用する時代となり、馴染み深いものとなった「アイコン」

アイコンとは、直訳で「象徴」を意味しており、抽象的な概念を具体的な形によって表現することを指しています。

さて、これらのアイコンですが、あなたもお気づきの通り多くのアイコンが大変シンプルに作られていますよね。

試しに、あなたのiPhoneのホーム画面を開いてみてください。

だいたいのアイコンが、単純な幾何学模様を組み合わせたビジュアルになっていると思います。

こういうシンプルなデザインが流行っているの?

いえいえ、流行も確かにありますが、正確にはちょっと違うんです。

アイコンがシンプルに作られている理由とは、わたしたちの目が「ジオン」を把握しやすいからなんです。

ジオンってなに?

ジオンという言葉を聞き慣れない方も多いと思います。

ジオンとは、「馴染みのある形状」を意味しており、円や三角形、四角形などといった単純な図形が該当します。

実は、わたしたちが普段それと認識している複雑な図形も、ジオンを脳内で組み合わせることによって把握することができているのです。

だからこそ、アイコンも複雑な模様を用いるのではなく、ユーザーにひと目で分かりやすく伝えるためにシンプルな幾何学模様を組み合わせたようなデザインになっているのです。

まとめ

シンプルなアイコンを目にしていると、自分でも簡単にデザインできそうと思ってしまいそうですよね。

(わたしもそうでした笑)

しかし、実際に試してみると分かりますが、シンプルな形状で人に伝わるデザインを行うことは本当に難しいことなんです。

情報量を多くすることでユーザーの方にその中からフックとなる情報を抜き取ってもらう…という手法もあります。(スーパーの広告なんかがそれにあたります)

しかし、アプリケーションのように普段よく使うようなものであれば、ユーザーを混乱させずに、すぐにそれと認識できるようなデザインが求められるのです。

昨今、フラットデザインやマテリアルデザインなどが流行していますが、ただ流行しているからという理由だけで納得してはいけません。

「なぜそうなっているのか」という理由も含めて考えるクセをつけるとデザインの理解も深まるかもしれませんね。

P.S.

ジオンという概念は、下記のマイクロインタラクションに載っていて知りました。

UIデザインについて体系的に理解するにはうってつけの書籍です。

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

マイクロインタラクション ―UI/UXデザインの神が宿る細部

 

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