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Tortoise Shell

デザイナーによる、デザインやライフハックブログです。

意識するだけで使いやすさ改善!シグニファイアという概念を知ろう!

わたしたちが日々使っているスマートフォン。

各々、好きなアプリをいれて快適に利用していると思います。

そして、毎日膨大な数のアプリがアップロードされています。

それにもかかわらず、わたしたちは新しいアプリでも大抵の場合すぐに使いこなすことができます。

いったいなぜでしょうか?

それは、「シグニファイア」がきちんとデザインに反映されているからです。

シグニファイア(signifier)の例

シグニファイアは、IT業界で働く人以外には馴染みの薄い用語だと思います。

一言で表すと、「ユーザーを適切な行動に導くためのサイン」という意味です。

ただ、そう言われてもパッとこないと思いますので、例を挙げて説明します。 

シグニファイア

上記の画像では、緑色の2つのボタンを並べてみました。

フラットデザインやマテリアルデザインが浸透した昨今、よく見られるボタンだと思います。 

さて、あなたはいずれのボタンも「これはクリックできるものだ(ボタン)」とすぐに認識することができるでしょうか? 

上のボタン

残念ながら、上のボタンは誤解されてしまう可能性が高いです。

というのも、ただ背景に色がついているだけでは「背景色がついた文章」か「ラベル」という風にも取れるからです。

ボタンの目的はクリックさせることですので、ボタンをデザインするのなら「クリックできる」ということをユーザーに分かってもらえるようなビジュアルにしなければなりません。

下のボタン

そこで、「これはクリックできるものなんだ!」というシグニファイアを実際に与えたものが下のボタンです。

下のボタンでは、2つの工夫がしてあります。

まず、少しだけボタンの下に影をつけることによって、「盛り上がっている=押せる」ということを示しています。

そして、角を丸くすることによって現実世界での人口的に設計されるボタン(人を傷つけないように操作部はたいてい角が丸くなっている)のメタファーであることもユーザーの意識に働きかけることができるのです。

あなたのサイトはユーザーに配慮されてる?

シグニファイアを考えるうえで、専門的な知識や技術は必ずしも必要ではありません。

本当に大切なのは、「ユーザー目線」で自分のWebサイトやアプリのことを改善する意識を持つことです。

あなたのサイトのボタンは、ユーザーを適切な行動に導いていますか?

ひょっとすると、あなたが「これはボタンなんだ」と俺様ルールをつけているだけで、ユーザーには全く伝わっていないということもあるかもしれません。

少しでいいので、意識してみると世界が変わりますよ! 

P.S.

上記の画像で、上のボタンを悪い例のように書いていますが、実際にはユーザーは操作していくなかで学習していくものです。

サービス全体の中で定義付けがきちんと行われてさえいれば良いのです。

最悪なのは、見た目のルールが同じなのに、あるページではクリックできるボタンであり、あるページではただの装飾(背景に色をつけたかっただけ)であったり…というパターンです。

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