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Tortoise Shell

デザイナーによる、デザインやライフハックブログです。

ロッテの「ショコランタン」のパッケージデザインから学ぶ「良い商品」のポイントとは?

あるお菓子のパッケージデザインに思わず「おっ!」と関心してしまったので、ご紹介しようと思います。

それが、ロッテのチョコレート菓子「ショコランタン」です。

シェアするためのパッケージデザイン

まずは開封前のパッケージですが、特別何か仕掛けがあるようには見えませんよね。 

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ですが、切り取り線が面白いことになっていて、このように曲線を描きながら気持よく開封することができます。

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 どうでしょうか?

この曲線具合、まさにチョコレートのまろやかさを体現していますね!

食べる前に、視覚的に楽しめるデザインとなっています。

…ちょっと無理がありましたか?

冗談は置いておいて…

これはまあ冗談で、ここからが「おっ!」と思ったポイントです。

開封した後はこのまま食べるだけのように思えるのですが、ふと裏面を見てみると…

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図のように、箱を割ってそのままテーブルの上に置けるような仕組みになっていることが分かります。 

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これ、とても良いデザインだと思いませんか?

商品そのものだけでなく、ユースケースから考える

例えば、会社でテーブルを挟んでミーティングをしているときには、これをテーブルの真ん中に置いておけば両サイドから取りやすいですよね。

多くのお菓子は机の上に置くと、口は片方にしかないので、テーブルの真ん中に置いたときには向きが反対の人はいちいち自分の方にお菓子の箱を向きを傾けたりしなければいけません。

ショコランタンは、味ももちろん美味しいのですが、こうした利用シーンを想定したパッケージデザインによって、より商品に付加価値を与えていますよね。

このように、商品そのものではなく、ユースケース的に考えて商品開発を行うことはとても大切です。

ショコランタンのパッケージデザインは、IT分野においても重要な考え方

これはお菓子だけでなく、IT業界においても大切な考え方だと言えます。

例えばシステム開発の際、顧客や(自社開発の場合)マネジメント層から「こういうことがしたい」という要望をそのまま仕様に落としこんで開発を行っても、ただ機能がもりもりなだけで使い物にならないシステムが出来上がったりします。

それで結局作り直しになったりするんですね。 

そうならないためには、開発サイドが、プロジェクトオーナーである顧客やマネジメント層の人が「どういう使い方をしたいのか、要するに何ができれば満足なのか」という「利用シーン(ユースケース)」を考え、要件定義の段階からこちらで精査して提案する必要があるのです。

まとめ

ロッテのショコランタンからは、良い商品であるためのポイントを学ぶことができます。

その良い商品のポイントとは、「商品そのものの質だけでなく、利用シーンを含めたトータルでデザインされている」ということです。

こうしてみると、お菓子のパッケージデザインはなかなか面白いですね。

わたしを含めて、特にIT業界の人は甘いモノが好きな人が多いと思いますので(偏見)、職場でお菓子を食べながらデザインやプログラミングをしている人は、ぜひパッケージデザインにも注目する習慣をつけてみてください。

なにか仕事のヒントが得られるかもしれませんよ?

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アーモンドがサクッとしてておいしい!

一瞬で心をつかむ パッケージデザインの見本帳

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