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Webサービスの会社で働くデザイナーが、デザインやライフハックについてゆるく書き連ねるブログです。

デザインにおける、色の議論について

色

デザインについてレビューを行う際、一番難しいのが「色」についての議論だろう。

まず、色の認識について個人差がある。

AさんとBさんの見ている色は違う。

加えて、ディスプレイの設定等、端末の状況によっても色の認識は変わってくる。

少しそれるが、受託開発をやっている会社なんかでは、クライアントから「このパソコンと同じ色にしてくれ」なんていわれることがあるらしい。

恐ろしすぎる。

色について理論的な観点のみで話し合えるか

デザイナー以外から見ると、色は感覚的な観点のみから決定されるイメージがあるかもしれない。

しかし、配色構成にも一定のセオリーやフレームワークが存在し、誰でも利用することができる。

ただ、その通りに使って必ずしもよいデザインにはならない。

なぜなら、実際には写真や文章、レイアウト等さまざまな要因に左右されるからである。

色の扱いについて上手くなるには、座学と実践をバランスよく組み合わせることが大切だ。

配色理論について少しかじった初心者がやりがちなのは、ベースカラーに対して目立たせたいからと 色相間の離れた色を選択したのはいいものの、彩度や明度を考慮せずベースカラーの近くにおいて ハレーションを引き起こしたりすることである。

必ずしも理論通りにデザインしてうまくいくものではない。

時には自分の感覚も道具として使ってみよう。

感覚(センス)というのは、天から降ってくるものではない。

自身の知識や経験から導き出される暗黙知のことを、センスと読んでいるだけだ。

だからこそ、きちんと言語化して他人とコミュニケーションを取れるようにしておかないと、デザインについて誤解される原因となるだろう。

例えば、アプリケーションの開発を行う際にも、エンジニアやマーケターから見れば、デザイナーのアウトプットは“なんとなく”いい感じの配色を“センスで”選んだように思えるものだ。

デザイナーは、彼らにたいして「どうしてその配色にしたのか」ということを論理的に説明できるようにしておくと何かとスムーズになるだろう。

まとめ

色についての話し合いは、その認識において属人的な要素も多いため、非常に難しい。

しかし、感覚的な視点ばかりから話していてもすれ違いがちだ。

もしあなたが色を使いこなせるようになりたいのならば、座学と実践を繰り返し、色についての感覚的な思考を言語化し、論理的に検討できるようにしよう。

色についてきちんと理論を見につけたいなら

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美大やデザイン系の専門学校で体系的に色彩設計について学んでいない人でも、分かりやすく実践的に知識を身につけることができる。

7日間でマスターする配色基礎講座 (Design beginner series)

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